ストリーミングサービスへの非解禁とそこに個人的な視点を添えて

山下達郎さんのインタビューでストリーミングサービスへの解禁に言及がありました。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/be612cd888a261a17c38007d9f51406f35ddaade

 

このインタビュー自体が非常に良いインタビューで”楽曲の耐用年数”であったり、”ボイストレーニング”などについても言及があり、非常に読み応えがありました。

 

その中で広くSNSなどで言及されているのはストリーミングサービスへの解禁についてでした。

 

このインタビューでは自身の作品のストリーミングサービスへの解禁予定がないこと、さらにはストリーミングサービスへの解禁がない理由ならびにそれに付随する問題点も指摘されていました。

この辺りは是非ご自身で記事を読んで判断していただきたいです。

 

個人的なスタンスとしてはストリーミングサービスへの配信で「合法的に」聴かれるというのは非常に良い事だと思います。

 

非解禁のデメリットの一つとして「グレー及び違法な形で音楽を聴けてしまい、結果的にアーティストに利益がいく可能性がゼロに近くなっていく」と言う事があります。

 

これについては以前問題視されていた”Music FM”が非常にわかりやすいかと思います。

違法にアップロードされている曲を無料で聴けるという事が一時期問題になっていました。

 

以前Music FMに関してのスクリーンショットを記事で見た事があるのですが、当時ストリーミング解禁されていなかった問題になっていた当時に人気のあったトップアイドルやシンガーの名前が目に入ったのを覚えています。

 

そういったところから個人的には「合法的に」広く音楽を聴けるストリーミングサービスへの解禁は非常に良い事だと思います。

 

ただ、アーティストのこだわりや想いという点は最も重視されるべきところだと思っています。

「合法的に聴ける」からといって、それを盾に全てのアーティストに解禁を押し付けるのは違うと思っていて、

最も優先されるのはアーティストのこだわりや想いなのでそこを蔑ろにして良いのかというところもあります。

 

とはいえ、そこを突いて「違法的に」聴けてしまうという事も避けられるのであれば避けた方がいいというのがあります。

 

そこを解決できるのではという個人的な提案としては「ミュージシャンにちゃんとダイレクト及び配分が多めに利益がいく、幅広い人たちが利用できるサービスを作る」という事です。

 

ストリーミングサービスで問題視されているのはアーティストへの利益配分です。

 

以前つんく♂さんがストリーミングサービスでの問題点を指摘されていました。

 

https://www.oricon.co.jp/news/2157981/full/

 

個人的にはハロー!プロジェクトのストリーミングサービスへの解禁を待望しているので問題点を解決してほしいなと強く思っています。

 

そこでストリーミングサービスからの利益分配を調べてみたところ、作曲・演奏・録音からサイトの管理まで運営されているwatsonさんが運営されているMusMus(ムズムズ)さんのこちらの記事をシェアします。

 

https://musmus.main.jp/blog/revenu-music-streaming-2021-10/

 

一再生あたりで配分される単価がストリーミングサービスによって差があり、アーティストへの振り分けが決して高いわけではないという状況です。

 

これで全てが解決出来るわけではないですが、アーティストサイドに利益配分がより多く回っていく事でよりストリーミングサイトに対し、協力的になるケースも出てくる事が考えられます。

 

今回は利益の観点からの提案にはなったのですが、好きな音楽がさまざまな環境で合法的に聴けるという選択肢は広くあった方がいいと改めて感じています。